台北の何気ない午後に出会った「大怪獣」
台北で出会ったアーティスト・余澤(Yu Des)。隔離期間に生まれたレトロな怪獣と、クラッシュアイス素材のステッカー、台湾の自然や文化を見つめる創作への思いを伺いました。
暑い7月のある午後、StickerHDは台北のオフィス近くのカフェで、若いアーティスト・余澤(Yu Des)と出会いました。 StickerHDを見る(繁体字中国語) Instagramを見る

ロンドン芸術大学で学ぶ彼は、感染症の流行で英国へ戻れずにいましたが、創作の手を止めることはありませんでした。子どもの頃から特撮が大好きで、隔離期間にひらめくと、レジン製フィギュアの作り方を調べ始めます。粘土での造形、型取り、塗装、物語の設定まで、一人で手がけました。こうして、懐かしい雰囲気の大怪獣「農特斯」と、その仲間「小屁特斯」が生まれました。




余澤 × 大怪獣農特斯と小屁特斯
「子どもの頃からおもちゃが好きでした。この2体は『デビルマン』や『ウルトラマンタロウ』の影響を受けています。角のあるキャラクターは特別で格好いいと思って、何気なく怪獣を描きました。それから1か月ほど工場や作り方を調べ、少しずつ形にしていきました。」―余澤
昔の駄菓子屋で手に入れたキラキラカードの印象を再現するため、余澤はStickerHDにクラッシュアイス素材のステッカーを依頼しました。耐水性のある素材と切面のような輝きが、作品を引き立てています。色あせ保証は、使用する耐光性素材・インクの仕様に応じて1~3年です。放課後にお気に入りのステッカーを手にした、あの気持ちがよみがえります。 StickerHDを見る(繁体字中国語) 商品ページを見る(繁体字中国語)


余澤 × クラッシュアイスステッカー
同じように海外から戻って隔離生活を送りながら、14日間Switchで遊んでいた担当者としては、感心するばかりです。
絵を中心に学んできた余澤は、自分の作品に明確な考えとこだわりを持っています。暮らしの経験や社会への思いを、筆と絵具でキャンバスに残します。政治的な題材も避けませんが、自分の意見を観客に押し付けたいわけではありません。
「今いちばん興味があるのは、自然と人間の関係です。感情、欲望、身体、まなざしと、自然環境との関わり。そこには台湾の文化的な特徴も含まれています。」―余澤


余澤 × Youths of Nature
「描き始める前に、どんな要素や考えを含めるかを考えます。そのうえで、発想が自然に生まれてくる状態で描き、自然で調和のある感覚を表したいです。」―余澤

「私は何にでも好奇心があります。台湾の文化や自然の美しさには、ほかの国では見られないものがあります。それは成長する中で、少しずつ気付いてきたことです。」―余澤
故郷の美しさを多くの人に伝えたいという思いが、創作の力になっています。同時に、作品が自分の青春を記録するだけでなく、背景も育った環境も違う一人ひとりに、その人だけの感覚をもたらすことを願っています。
英国での展示で、政治的な内容を理由に中国人留学生から反発を受けたことについても、「生活の一部を、そのまま作品に描いているだけです」と笑顔で話しました。挑発や特定の人への攻撃が目的ではなく、自分を正直に表すことを大切にしているのです。

台湾のアーティスト・姚瑞中が『犬儒共和國』で政治、性の解放、宗教などを取り上げたように、余澤も市場に合わせるより、どんな題材にもひるまず表現する作家でありたいと考えています。
当時、秋にロンドンへ戻る予定だった余澤は、8月27日~31日に小路上藝文空間3階で、友人との合同展『不自然的自然』を予定していました。作品を通じて、彼のまっすぐな姿勢に触れられる機会です。 地図を見る
クラッシュアイス素材は、角度によって虹色に輝き、作品を華やかに見せます。怪獣たちのように、懐かしいキラキラカードの表現にもぴったりです。
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